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口臭の原因は歯周病?自分で気づかない歯周病口臭はどうやって治す?

口臭が気になる人は・・・

口臭があるのかどうかは、非常にデリケートで気になる問題ですよね。歯周病が原因で口臭が発生していることも多く、歯周病による口臭は非常に強い場合があります。

歯周病とは、歯周病菌による感染症です。歯茎に炎症を起こし、進行すると歯を支えている歯槽骨を溶かします。最悪の場合、歯が抜け落ちる恐ろしい病気です。口腔内の病気というと虫歯を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、歯周病は成人の8割が罹っていると言われ、歯を失う原因で最も多いのは、歯周病であることがわかっています。

歯周病は、進行度によって4つに分類されます。それぞれの特徴と症状を確認しましょう。

歯肉炎

歯茎のみに炎症が起こっている状態です。自覚症状はほとんどありません。歯茎が赤くなり少し腫れ、歯磨きの際に出血することがあります。適切に歯磨きをすることで、改善される可能性のある状態です。

軽度歯周炎

歯肉炎から少し進行し、浅い歯周ポケットが形成されます。歯茎の腫れや赤み、歯茎からの出血がみられますが、痛みがないのでご自身では気がつかないことが多いです。歯周ポケット内は歯周病菌が繁殖しやすいので、注意して歯磨きする必要があるでしょう。
歯を支える歯槽骨が少しずつ溶け始めます。

中等度歯周炎

歯茎の腫れや赤み、歯茎からの出血に加えて、歯槽骨が半分程度溶かされた状態です。歯周ポケットが深くなり、歯周病菌がさらに繁殖しやすい状態になります。歯の根の表面にも歯石が付着するので、歯科医院で除去してもらわなくてはセルフケアでは難しい段階です。
歯と歯茎の境目から膿が出てくることもあります。ご自身でも口臭を感じるようになる方が多いでしょう。歯が少しグラグラする、歯が浮いた感じがするなどの違和感を覚え始めます。ここまで進行すると、歯周病に気づく方も多いです。

重度歯周炎

歯茎の腫れや赤み、歯茎からの出血や排膿がみられ、歯槽骨の2/3以上が溶かされている状態です。歯周ポケットが非常に深くなり、歯がグラグラ動くようになります。
硬いものを食べられなくなり、痛みを感じることもあるでしょう。
歯周病菌が口腔内で多く繁殖しており、口の中がねばねばとする、血や膿の味がするなどの症状も現れます。重度歯周炎では、強い口臭が発生していることが多いです。

歯周病によるニオイは、歯周病菌の出す揮発性硫黄化合物(VSC)のガスのニオイと膿のニオイが混ざりあったもので、口臭も強くなります。

歯周病のニオイの原因物質と、特徴を確認しましょう。

腐ったタマネギのニオイ

メチルメルカプタンという歯周病菌が出す、揮発性硫黄化合物のニオイです。タマネギの腐ったニオイと表現されますが、オナラにも含まれています。
不快な強いニオイを発するだけでなく、メチルメルカプタンは毒性が強いことから、歯周病をさらに悪化させる要因にもなります。

腐った卵のニオイ

硫化水素という揮発性硫黄化合物のにおいです。メチルメルカプタンよりニオイは強くありませんが、腐った卵のニオイと表現される独特のニオイを発します。
歯周病菌を含む歯垢や、舌に付着した汚れからもにおいを発します。朝起きたときなどに発生する生理的口臭も硫化水素によって発生します。誰でも発することのある口臭の原因物質でもあるのです。
歯周病の場合は、ほかの原因物質のにおいと混ざり合ってさらに強いにおいになります。

生ごみのようなニオイ

ジメチルサルファイドという揮発性硫黄化合物のニオイです。生ごみやキャベツが腐ったようなニオイと表現されることもあります。
消化器系や肝臓の疾患がある場合でも、ジメチルサルファイドによるニオイが発生するので、歯周病や虫歯などの口腔疾患がないのに、生ゴミのような口臭がある場合は、内臓系に疾患がある可能性があります。

このような症状はありませんか?

日頃から歯周病について関心を持って確認されることをお勧めします。

■歯周病のチェックリスト

今のところ自覚症状はない、そんなあなたも安心はできません。口臭の8割はむし歯や歯周病をはじめとする口腔内のトラブルが原因と言われていますから、まずは「歯周病セルフチェック」で、あなたのお口の健康状態を確かめてみてはいかがでしょうか(特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会 ホームページより)。

歯周病による口臭の対策・予防法

口臭は、自分では気づきにくいものですが、他人に不快感を与える可能性があります。特に、人と近くで話す機会が多い仕事やプライベートでは、口臭のエチケットを心がけることが大切です。

口臭のエチケットには、以下のようなポイントがあります。

口臭の原因となる食べ物や飲み物を摂るときは、できるだけ控えるか、食後に口をすすぐなどの対策をする。
口臭の原因となるタバコやアルコールは、できるだけ避けるか、吸ったり飲んだりした後に口臭タブレットやガムなどで口臭をマスキングする。
口臭の原因となる歯周病やむし歯などの口腔内のトラブルは、定期的に歯科医に診てもらい、治療や予防をする。
口臭の原因となる口の乾燥は、水分補給や唾液の分泌を促す食べ物を摂るなどで防ぐ。
口臭の原因となる舌苔は、歯磨きとともに舌ブラシや舌ジェルなどで除去する。
口臭の原因となる胃や腸の不調は、食生活や生活習慣を見直し、整える。

歯周病による口臭に対策する方法は、歯周病を根本的に治療することです。根本的に歯周病の治療をしない限り、ニオイは改善されません。

歯周病を治療する

歯周病治療の基本は、歯垢・歯石を除去することです。歯科医院では進行度に関わらず、歯垢・歯石の除去をメインに行います。
歯肉炎や軽度歯周炎の段階であれば、ご自宅での歯磨きを徹底することで改善される場合がありますが、中等度歯周炎〜重度歯周炎になると、歯科医院での外科的な処置が必要になるでしょう。舌苔の除去を行う場合もあります。歯周ポケット内の洗浄や清掃を繰り返すことで、次第に炎症が抑えられて口臭も軽減するでしょう。

ご自宅での歯磨きを徹底する

歯周病の治療は、歯科医院でのケアだけでなく毎日行うセルフケアも非常に重要です。ブラッシング指導を受け、ご自身に合った磨き方を習得しましょう。歯ブラシやデンタルフロス・歯間ブラシ・ワンタフトブラシなどを使用して、歯周ポケットに汚れが溜まらないように丁寧に歯磨きしてください。

Erythree Careは、殺菌、滅菌の両方を兼ね備えています。また、バイオミネラルを使用しウイルス不活性も実証されているので、口臭予防にもお勧めします。

3食後に歯磨きするのが望ましいですが、昼食後は職場にいるなど、歯磨きできないことがあるかもしれません。そんな時でもErythree Careなら安心。水がなくても使用でき、口に含むだけでも殺菌効果が期待出来ます。上手に活用してくださいね。